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演芸ライフを報告する、小さな小さなメディア。2004-2006.
by chiroly_tokyo
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カテゴリ:落語
  • 両国冬まつり
    [ 2006-12-16 16:29 ]
  • 花形演芸会
    [ 2006-12-10 08:38 ]
  • 立川談春独演会
    [ 2006-12-10 08:08 ]
  • 立川談春独演会 談春七夜 銀
    [ 2006-10-29 22:47 ]
  • 立川談春独演会 談春七夜 蛍
    [ 2006-10-29 21:58 ]
  • 立川談春独演会 談春七夜 山吹
    [ 2006-10-29 21:10 ]
  • 立川談春独演会 談春七夜 海
    [ 2006-10-08 04:18 ]
  • 立川談春独演会 談春七夜 緋
    [ 2006-10-07 17:35 ]
  • 立川談春独演会 談春七夜 雪
    [ 2006-10-04 23:42 ]
  • 立川談春独演会 談春七夜 東雲
    [ 2006-10-03 23:52 ]
両国冬まつり
両国冬まつり
@お江戸両国亭
2006.12.15金

ガッポリ建設 コント
昔昔亭桃太郎 
仲入り
三遊亭好楽 つる
鏡味仙志郎 太神楽
立川談春 除夜の雪

途中入場。ガッポリが出た空間に、ほどなくして談春が出る不思議さ。
やはり除夜の雪は談春のネタとしてはいいとは思えない。いじめられて自殺する女性の噺。どこに「救いようがある」のだろう。それも、この席でかけるのは無茶。にぎわい座の前にやっておきたかったのか。さすがに受けてはいたけれども、いびきをかいてる客もいた。
by chiroly_tokyo | 2006-12-16 16:29 | 落語
花形演芸会
花形演芸会
@国立演芸場
2006.12.9土

柳家喬太郎 心眼

聴きたくて。
心眼といえば八代目桂文楽のものである。それをどこまで演るのか。
中盤まで実によく再現していたと思う。
後半、喬太郎らしさを出してきた。落げあたりの間の取り方も十分。
よかった。お客さんの拍手も頷ける。
また大賞か。

現代の落語家の最高峰が演れば、こうなるだろう。
桂文楽のいた時代とは違うのだから。
改めて、桂文楽の人物描写の的確さに驚く。
by chiroly_tokyo | 2006-12-10 08:38 | 落語
立川談春独演会
浅草見番寄席 立川談春独演会
@浅草見番
2006.12.9土

立川談春 慶安太平記 善達の旅立ち
太田その 唄と三味線
立川談春 慶安太平記 吉田の焼き討ち
仲入り
立川談春 三方一両損
立川談春 桂吉坊 対談

主催者から難いネタを演る会だと聞いて、談春は慶安太平記を選んだ。客を選ぶ噺。池袋での談志とのリレーを思い出す。怪僧善達が飛脚に手玉に取られるのが引っかかっていたのだが、今日は違和感なし。切れ場が盛り上がる。
太田その、初めて意識して観た。談春の着替えのつなぎでということだったのだが。もうすっかり虜になってしまった。唄も三味線もよくわからないけど、素晴らしい。わからないのに、素晴らしさだけはわかった。若くて、容姿がよくて、こんな人がいるなら、もっと前に出せばいいのに。
後席、ちょっと展開だれる。それでも、火事を起こして騒ぎの中で逃げる善達と十兵衛、それを見つける知恵伊豆と呼ばれた信綱の姿が目に浮かぶよう。
三方一両損は軽く。訴え出た後、いるんだかいらないんだか。越前の守が出るまではいいのだが、落げまでがどうにも。
何か話したいのかと思ったら、吉坊を呼んで対談。米朝の話より、談春と吉朝の関係が少しでもわかっただけで満足。
でも、談春は吉朝をわかってないだろう。
by chiroly_tokyo | 2006-12-10 08:08 | 落語
立川談春独演会 談春七夜 銀
立川談春独演会 談春七夜 銀
@東京芸術劇場小ホール2
2006.10.09月

柳家三三 突き落とし
立川談春 小猿七之助
仲入り
立川談春 庖丁

談春の前説、最終日なので仏に目を入れてください、とスタッフに言われた話。スタッフって、どんな感じなんだろうなぁ。
三三の突き落とし、マクラで談春の前説の時間が減ってたと。突き落とし自体、あんまり聴いたことがない。
談春の小猿七之助、いよいよ来たかという感じ。一人船頭一人芸者で、ぐっと来た。聴けてよかった。細かいことをいえば、自分の父のことだと知った瞬間、七之助が驚いたけど、驚いていいのか、ということ。
談春の庖丁、私は銀で鼠穴と予想していた。つまり今の談春の1番は、真打昇進のときからずっと庖丁だということだった。そりゃ上手いし、いいよ。どうやってお静が寅になびくところを不自然にならないように演るかということ。
本物のカーテンコール。これだけやったんだから、それもまたよし。志ん朝七夜に通った客は、最後にこんな気持ちになったんだろうか。
by chiroly_tokyo | 2006-10-29 22:47 | 落語
立川談春独演会 談春七夜 蛍
立川談春独演会 談春七夜 蛍
@東京芸術劇場小ホール2
2006.10.08日

立川談春 前説
柳家三三 乳房榎・おきせ口説き
立川談春 乳房榎・重信殺し
仲入り
立川談春 棒鱈

談春の前説、蛍を選んだのはパンフに書いてあるとおり。蛍の情景をやりたかったから、と。蛍の落語は何があるのかすらわからなかった。毎日落語を演っていると上手くなる、という話も。談春は落語協会の寄席派の人たちを意外にリスペクトしていて、上手いものは上手いと素直に認めるところがある。その最たるものが小さんと志ん朝へのものだと思う。若手落語家を育成について、もし全盛期の立川談志が教育して、寄席に毎日出すことができたら、と。でも、それに耐えうる素質のある人材っているのだろうか。
今回は、ここでネタ暴露。乳房榎を三三とリレーという趣向。この手があったか。リレー落語は、成立させるのがなかなか難しい。お互いの立場、キャリア、力量、心意気。ひとつの噺をふたりが協力して客を楽しませる。談春からすれば、自分の独演会で、自分が考えた企画で、三三に劣ることは許されないというハードルをあえて自らに課す。しかも、目の下にクマ作って、あきらかに疲れた状態で。

三三の乳房榎、どうということのない筋なのに、ここまで聴かせるか。あの間。300人いるのに一瞬の静寂。物音が立てられない緊張感。受けのないネタは特に強い。三三の他に誰ができるだろうか。この後に出る談春、大丈夫かと心配に。
談春の乳房榎、三三からの流れを受け止めて、自分の時間にした。三三も談春も講釈師になればいいのに。
談春の棒鱈、とにかく受けてた。棒鱈でこんなに受けていいのか、というくらいに。わかってる客でいっぱいだった、とも言えるけど。前半の緊張感からの緩和もあったけど。不思議な時間だった。
by chiroly_tokyo | 2006-10-29 21:58 | 落語
立川談春独演会 談春七夜 山吹
立川談春独演会 談春七夜 山吹
@東京芸術劇場小ホール2
2006.10.08日

立川談春 前説
柳家三三 道潅
立川談春 紙入れ
仲入り
立川談春 木乃伊取り

談春の前説、追加を昼にしたことについて、高田文夫から注意されたこと、その話をして志の輔からたしなめられたこと、勢朝から楽屋話をされたことなど。七夜の色が競艇と関係しているとは気がつかなかった。やられたー。
テーマの山吹は三三にやってもらって、とアドリブっぽく言っていたが、実際どうだったんだろう。急に言われて、あれができたら三三は天才だ。
三三の道潅、まくらが見事だった。楽屋で失敗って小三治に報告し、小三治から唯一稽古されたときの話。小三治は「ご隠居さん、こんちわ」に万感を込めろ、と小一時間。いかにも小三治らしいし、三三に1席しか稽古してはいないが、いかに期待しているかがわかるような気がした。教わったネタが柳家で最初に習うことで有名な道潅。そして、道潅へ。
談春の紙入れ、談志から初めて道潅を稽古してもらったときの話。小三治と談志がいかに違うか。談春の談志を聞いていると、目の前に談志がありありと現れる。談春の持ちネタの中で短いといえば紙入れ。短いんだけど、あのおかみさんが上手くて、観甲斐がある。今日はいつもより長めに。昔は落げでよく噛んでた。横浜のカルチャースクールみたいなところで観たときのことを思い出さずにはいられませんでした。
談春の木乃伊取り。このネタがくるとは予想できなかった。前半、見どころがなかった。山吹で小判なら、付き馬を観たかった。付き馬の前半がすごくおもしろく、談春らしいので。
by chiroly_tokyo | 2006-10-29 21:10 | 落語
立川談春独演会 談春七夜 海
立川談春独演会 談春七夜 海
@東京芸術劇場小ホール2
2006.10.07土

立川談春 前説
桂吉坊 蔵丁稚
立川談春 桑名舟
仲入り
立川談春 居残り(佐平次)

談春の前説、業務連絡と、今日は2席とも海にちなんでいることと、談春に対する米朝一門の評価のこと。ここの喋り、もっと長くしてください。……面白いです、上手いです、聴きたいのです。
吉坊の蔵丁稚、昼に同じ会場の「平成噺し座」でかけたばかりのネタ。どこで談春と吉坊が接触したのかすごく気になった。隣人曰く、「米朝宅へ稽古に行ったときに会ったんじゃないの?」と。なるほど、そうかも。「先日の浅草見番寄席で聴いた狐芝居でも挿入される四段目の場面は、この噺と同じだった」とも言ってた。吉坊にこのネタはまだ重い。でも、いい声。ウダンジなんかよりは遥かにいい。
談春の桑名舟、聴くたびに思う、「談春が講釈師になってくれたらなぁ」と。どこかに講釈場をこさえて、談春が毎日続き物を読んでくれる。切れ場で、「くそー、また明日も来るしかないじゃん」と思って、翌日一日働きながら、あの先はどうなるんだろう、などとぼちぼち考え、また講釈場に通う。なんてね。そんなことを考えながら聴いていました。講釈の口調に入ると、紅潮してくる談春の顔。ネタネタの継ぎ目はいつもよりわかりやすく。講釈のことをどう考えているのだろう。家元は名人を生で聴いてるけど、談春はテープで聴くくらいなんだろうな。隣人曰く、「五目講釈、総合講釈といつものように並べて言ってほしかった」と。変なこと気にする人だな。
談春の居残り、私は談春の人(にん)に合ってないと思っている。パァパァ言ったり、おどけたり、騙して金にするところなど。前は佐平次を計算高い男、という新しい切り口でやってた印象がある。佐平次像をどうするか、それを演りきれるのか、というのは非常に難しそうに見える。今までどの落語家がガッテンできる佐平次像を作り上げることができたのか、私は知らない。私の考える佐平次像は「バイタリティの塊」である。佐平次の溢れ出るバイタリティに皆蹴散らされてしまう、というもの。隣人曰く、「談春のは佐平次の刹那的な面を抜いてあるんだね」と。そう言われてみれば、そういう言い方もあるね。居残りとしては、藤志楼が最強と思う。「土地でも買え」のギャグは、私が今までに生でもテープでも聞いたすべての落語の中で1番強烈で面白かった。落げは前回同様、談春のものでわかりやすい。

今日の居残りは当てるのが一番簡単だったが、桑名舟は忘れてた。
明日は「山吹」と「蛍」。「山吹」は黄金餅とらくだ、穴で付き馬と思う。「蛍」はさっぱりわからない。これ、思い浮かばないという意味でかなり難しくない? 蛍そのもので考えればいいのか、蛍ではなく蛍の色で考えればいいのか。紺屋高尾かな。
残り少なくなってきた。小猿七之助はどこかで演るだろう。文七元結や庖丁や鼠穴はどうするのだろう。
by chiroly_tokyo | 2006-10-08 04:18 | 落語
立川談春独演会 談春七夜 緋
立川談春独演会 談春七夜 緋
@東京芸術劇場小ホール2
2006.10.06金

立川談春 前説
柳家三三 大工調べ
立川談春 おしっくら
仲入り
立川談春 たちきり

談春の前説、前日の首提灯は志ん朝へのオマージュではない、とのこと。そんなことはわかってるよ。毎日言ってた落款色紙の件、言い忘れていましたような。いや、誰かが取りに行かなくて終了してしまったのか。
三三の大工調べ、序でございます、と言って降りる。談春の前で大工調べはやはり度胸がある。髪型からして、小朝を縦長にしたような顔。大工調べを聞き比べると、現時点の三三と談春ではベクトルが全然違うことがわかる。
談春のおしっくら、談春が演っていて好きで好きでおかしくておかしくってしょうがないお婆さんが出てくる。客は「またか」という顔をしてはいけない。笑顔で聴いて、要所で受けて聴くのがマナーになっていて、談春を機嫌良くさせて次のネタを楽しむ。このネタをやるたびに改良して、受けるようになって、ここまでにした努力の実った噺。
談春のたちきり、二ツ目時代の代表作である。このネタ、談春は自分の独演会くらいでしか演ることができない。そして当時の談春は意図的にこの噺封印した、と思う。この噺の色が自分に移り過ぎないように。たちきりを聴いた談春ファンがみんなイチコロになってしまうのは、お内儀の、小糸を失くした悲しさと無念さを押し殺すように、小糸が愛した若旦那に語って聞かせる下りがハマっているからである。談春がいかに女を演じるのが上手いか。これを二ツ目時代に演ってたのだから、私は追っかけた。でも、当時の落語ファンは談春の良さに気がつかなかった。ほんとに。談春、悔しかったろうな。談春が上手くなったわけではないと思う。談春は昔から上手かったから。技術ある談春は、ずっと落語を進化させ続けて今に至っているのだ。
談春のたちきりの問題点は、
(追加修正予定)

明日は「海」。居残り佐平次と思う。
by chiroly_tokyo | 2006-10-07 17:35 | 落語
立川談春独演会 談春七夜 雪
立川談春独演会 談春七夜 雪
@東京芸術劇場小ホール2
2006.10.04

立川談春 談春噺
柳家小菊 俗曲
立川談春 錦の袈裟
仲入り
立川談春 除夜の雪
立川談春 夢金

談春の前説、米朝に噺を習うの巻。面白い、面白い。立ってしゃべって、こんなに面白い人だったっけ。米朝が談春に託したという、雪の噺をなぜ選んだのか。一文笛や地獄八景を選ぶ気はなかったということなのだけど。
小菊の俗曲に、ただただウットリするより他になし。歌舞音曲のたしなみのない人にまで良さが伝わる。ここまでの流れは最高。
談春の錦の袈裟、オーソドックスに。
談春の除夜の雪、米朝版に比べると、不幸な話がトゲトゲしく出すぎるきらいあり。
談春の夢金、前の拍手鳴り止まぬ中始める。上手いとしか言いようがないかもしれない。金ほしがる男なんかをいつの間にか応援させられてしまうし、夢落ちとわかっていながらも、よしやった、と思わされてしまう。
二日目を聴いて、これが明日も明後日も続くと思うと、なんと幸せなことか。
ただ、除夜の雪の選択は、もし米朝のネタをやるなら、他のあれをやってほしかった、と思ってしまった。

明日は「闇」。死神か、景清か。
by chiroly_tokyo | 2006-10-04 23:42 | 落語
立川談春独演会 談春七夜 東雲
立川談春独演会 談春七夜 東雲
@東京芸術劇場小ホール2

立川談春 前説
柳家三三 転宅
立川談春 粗忽の使者
仲入り
立川談春 芝浜

折り込みチラシと一緒にプログラムも配布。これには本文で芝浜を演ると書いているのだが、出番のところにネタ名だけ空白になっている。談春の落款がある5名は色紙をもらえる。色紙には「第一夜 東雲」とか書かれてる。舞台には「東雲」と談春が書いた暖簾が吊ってあり、ロビーでは談春の写真が展示されていた。
前説で談春の名人論。談春曰く「名人の道を今日からスタートする」という会で、観客が名人を作るのだそう。そして七夜の「志ん朝ごっこ」でもあると。調べてみたら、志ん朝が七夜に挑んだときは中休みが2日間あったというのに気付いた話はおかしかった。でも、中休みがあったっていうのは本当だろうか。

三三の転宅、談春が先輩として自分の次の期待を込めて三三を呼んだのに対し、「只今は大変テンパった挨拶で」と切り返すのはいい度胸。
談春の粗忽の使者、赤井御門守が治武太治部右衛門にいい役を与えようとしたためにこんな騒動になった、という入りから楽しい。思い出してと言われて思いだせるような男ではない、と自ら言い張る治部右衛門。ようやく自分の名前を思い出した治部右衛門に「ご高名はかねがね」と呆れる田中三太夫。しかし、後から出てくるトメッコが全部さらってしまう。田中三太夫を隣の間へ追い払い、治部右衛門を「こっちこい!」と呼びつけて治部右衛門にケツをまくらせる。このトメッコのやんちゃさったらなく、見ていて気持ちがいい。トメッコにくぎ抜きで尻をつねられ、オオオ!と治部右衛門が思わず唸ると、「何が起きているのだ!」といても立ってもいられない三太夫。このドタバタを引き起こしたトメッコがMVP。
談春の芝浜、マクラなしで客の拍手が鳴り止まぬうちに始まっている。おそらく観客のほとんどは芝浜の筋を知っている。談春がどう芝浜を咀嚼し、創ったのかを観るのだ。気合いの入る一席、緊張する客席。浜で勝五郎が顔を洗うところでは思わず談志の名シーンを思い出す。勝五郎は四十二両入った革財布を拾って家に帰り、飲み残しの酒を飲んで寝てしまう。談春は、勝五郎の女房の苦悩する心情にスポットライトを当てた。勝五郎の女房は不安で、それでいて意を決したように恐いくらいの表情で勝五郎を起こす。リアルだったら、人を騙すには吹っ切らないとできないものではないかと思うのだが、ここでは女房が勝五郎を騙すところに女房の苦悩がありありとわかる。女房は勝五郎に夢だったんだと無理矢理信じ込ませようとする。「私がネコババしたとでも言うのかい」「革財布をもっといで」「了見は腐ってるの?」と言い。そして勝五郎を励ます。勝五郎「夢だったら大変だ」に、「私が返してみせます」と言い切る。賢女なり貞女なり、勝五郎の女房。
三年目の大晦日、隠居から聞いた除夜の鐘が百八つである訳を女房に語る勝五郎。このシーンを入れることで、死のうとまで思っていた勝五郎に生まれた余裕と大晦日の幸福な風景が見えたような気になる。勝五郎が幸せだと言い、女房も幸せだと言うと、「今が並で今までがひどかった」と言う勝五郎に、あのことを言う決心をする勝五郎の女房。女房の話を、はじめは「騙したのか」と怒りながら聞くが、ついには納得する勝五郎。「許します、許すよ」「私も許す」。照れた勝五郎に談春がダブる様。「時の声でも上げて飲め」のセリフもいい。
ただ、夢だと言って騙そうとするには、いかにも騙すという女房には違和感があるし、勝五郎が許す下りがくさ過ぎないか、と思う。粋というより、甘ったるい感じがする。
粗忽の使者はベストな出来だったが、さらに変化した芝浜は大賛成とまでには到らなかった。

明日は「雪」。夢金か。
by chiroly_tokyo | 2006-10-03 23:52 | 落語